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とあるエンジニアの雑記帳

新しいiPadのRetinaディスプレイに対応したAir Display

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Air Displayは、iPadやiPhoneをMacやPCの外部ディスプレイとして使用するためのソフトです。場所を選ばず、モバイルマルチディスプレイ環境を構築することができます。
Air Displayがつい先日バージョンアップし、新しいiPadのRetinaディスプレイに対応しました。これにより、新しいiPadが2048x1536ピクセルという超高解像度のモバイルディスプレイに早変わりします。





以下の例は、Impress Watchを表示した例ですが、Impress WatchのWebサイトもかなりの情報量を1画面で確認することができます。9.7インチのディスプレイに2048x1536ピクセルの解像度を表現する分、文字の大きさはかなり小さくなります。このため、文書編集をiPad側の画面で行うのはやや辛いですが、参照用の文書やWebサイトを表示する際には、1画面で多くの情報を見渡せるため非常に便利です。

また、今回のバージョンアップでは、HiDPI解像度表示にも対応しました。
HiDPIモードとは、Mac OS X Lionから機能追加された4倍の解像度で情報を表示する機能です。新しいiPadで1024x768の画面サイズを非HiDPIモードで表示した場合、画面がぼやけて表示されてしまいますが、HiDPIモードの場合は画面サイズは1024x768ですが、文字は滑らかに表示されます。
視認性が高く、文字が見やすいため文書編集やプログラミングのコーディング作業時におけるメインディスプレイとしての利用など、じっくりと文字を眺める使い方に適しています。
iPadでHiDPIモードで表示した場合は、以下のようなイメージになります。

非HiDPIモード(MacBookAir)で表示した場合は、以下のようなイメージになります。

Air Displayによるモバイルマルチディスプレイ環境は今までも便利に使えるものでしたが、新しいiPadのRetinaディスプレイ対応により、これからより便利に使えそうです。HiDPIモードについてはあまり使う機会はなさそうですが、2048x1536ピクセルで表示できる点は、利用場所の制限が大きいモバイル環境において重宝すること間違いないでしょう。