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とあるエンジニアの雑記帳

iPhone4sはミラーリング機能による表示内容の外部出力が可能

iPhone4sでは、iPad2でもお馴染みの機能である、画面上に表示されている内容をテレビやディスプレイ等へ外部出力できるミラーリング機能が追加されました。別売のRGBケーブルまたはHDMIケーブルを用意することで、本機能を利用することができます。

iPhoneは、今まで外部出力可能なアプリがYoutubeや写真、Keynote、サードパーティアプリの場合はGoodReaderなど、特定のアプリかつ特定の画面表示に制限されていました。iPhone4sでは、iPad2と同様これらの制限がなくなり、画面に表示されている内容をそのままテレビやディスプレイ等へ外部出力できるようになりました。(今までもJailBreakを行うことで表示内容の外部出力は可能でしたが、iPhone4sではJailBreakを行うことなく表示内容を出力することが出来ます)


例えば、プライベートであれば今まで通りYoutubeや写真などのアプリを楽しむのはもちろんのこと、iPhoneにインストールされたゲームを大画面のテレビで楽しむといった使い方ができます。
ビジネスシーンにおいては、活用の幅が広く、その内容や用途次第では、PCの代替にもなり得るものとなっています。例えば、Keynoteで全画面表示せずにスライドを確認しながらプレゼン、今まで外部出力に対応していなかったWebブラウザ(Safari)やビジネス系のアプリをプロジェクタや大型ディスプレイへ表示して、商談や会議における情報ツールとして活用することができます。また、ATOKPadなどのメモ系アプリとBluetoothキーボードを組み合わせて、その画面を液晶ディスプレイ上に表示することで簡易的なワープロとしても使えるでしょう。



また、ケーブルによるミラーリング機能だけでなく、AirPlayミラーリング機能も新機能として追加されています。HDMI端子搭載の液晶テレビまたはディスプレイとApple TV、無線LANに接続可能な環境が別途必要となりますが、必要な機器や環境がそろっていればケーブルレスで液晶テレビやディスプレイに対してiPhone上の表示内容を表示させることが出来ます。

なお、AirPlayミラーリング機能による外部出力は、iPhone上の表示と外部出力側の表示で多少の遅延が生じるため、アクションゲームのようなリアルタイムな操作を求めるアプリはちょっと厳しいと感じました。このため、動画再生や静止画の閲覧、操作にリアルタイムを求めないアプリの利用であれば支障なく利用できますが、アクションゲームやDJやリズムマシン系のアプリ等リアルタイムな操作を求めるアプリの利用は難しいでしょう。


iPhone4sのみの機能となりますが、iPhone4sをお使いの方は是非利用してみてください。