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とあるエンジニアの雑記帳

地方の技術者が週1で都内へ行くべき理由

この記事の読者は、主に東京以外で仕事をされている方を対象に書いています。ですので、東京で仕事をされている方にとっては参考にならないかもしれません。

インターネットが普及した現在において、都内で得られる情報と地方で得られる情報の格差は少なくなってきています。ほとんどの情報は、インターネットから得られるため、わざわざ都内へ行かなくても良いと思う方は数多くいるのではないでしょうか。しかしながら、インターネットでは得られない情報は数多くあり、このような情報は都内に行かなければ得ることができません。例えば、インターネットで東京タワーの知識は得られても、現在の東京タワーの景色や周りの雰囲気を感じ取ることはできませんよね?

そこで、今回は「地方の技術者が週に1回都内へ行くべき理由」を述べたいと思います。特に、生業としてインターネットと関わる機会の多い方へ、強くオススメしたいと思います。

1.新しい技術、情報を肌で感じ取ることが出来る
インターネットは「○○という技術が出た」という情報や「○○という技術は××だった」という口コミを得ることは出来ますが、技術や情報を目で見たり、肌で感じ取るようなライブ感あふれるリアルな体験はできません。地方発の情報は別として、ほとんどの情報は都内に集まりますので、都内へ行くことでこれらの情報を得ることができます。

2.マイナーな情報、ニッチな情報にも巡り会える
インターネット上にもマイナーな情報やニッチな情報はありますが、情報の性質がゆえにインターネットだけでは満足する情報が得られない場合があります。

音楽で例えれば、インディーズ系のアーティストの情報が挙げられます。最近は、MySpaceやBlogにて情報を発信するアーティストも多く見かけます。どのような楽曲を発信しているかはダウンロード配信曲やCDで把握することができますが、ライブ・イベントの雰囲気や盛り上がり度合いといった深層は、インターネットだけでは得にくいものです。

こういった情報を補完するためにも、都内へ出ることは必要だと思います。もしかしたら、これがきっかけで、アーティストや関係者、ファンの方と仲良くなれるかもしれません。

3.オープンに技術者同士や異業種で交流しあえる場がある
地方都市で仕事をしていて感じることは、地方都市の企業は他の企業との交流に無関心であり、それゆえに企業を越えた技術者同士の交流が少ないということです。企業間の交流があったとしても、社長や幹部同士が社交辞令的に挨拶する程度です。

それに対して都内においては、技術者同士や異業種交流が盛んです。参加者の方と会話をすることで、新しいアイディアが生まれたり、今後のモチベーションの向上につながります。また、人脈づくりにもなりますし、自分自身をブランディングする「セルフブランディング」にも非常に有効に働きます。

4.都内の景色は、その日ごとに変化し、ひらめきにつながる
都内を散策していると、その日に行われているイベントに巡り会ったり、美味しいレストランや珍しいレストランに巡り会ったり、建設中の東京スカイツリーに巡り会ったりと、景色を見ているだけでも飽きることがありません。また、その時に見た景色から、新しいアイディアが生まれるかもしれません。