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とあるエンジニアの雑記帳

ひかり電話契約後は無線LANルータの動作モードをチェックする

固定電話のランニングコスト削減のために、ひかり電話に切り替える方は多いと思いますが、無線LANルータなどを利用していて、ひかり電話へ切り替え後も同じ機器を利用する場合、ひかり電話導入後にインターネットに繋がらない、ある時は繋がり、ある時は繋がらないように接続が不安定になる場合があります。
そのような場合は、無線LANルータの動作モードをルータONの状態に切り替えることで解決する場合があります。
バッファローの無線LANルータ(AirStation)の場合、本体裏の上部あたりに動作モードを切り替えるスイッチがありますので、これをAUTO→ONに切り替えます。


NTTのフレッツ光やBフレッツをひかり電話に切り替えると、ONU(光終端装置)からひかり電話対応のONU一体型ルータへ貸与機器が変わります。ONUはルータ機能を持ちませんので無線LANルータ側の動作モードはAUTOのままで問題ありません。
しかしひかり電話ルータにはルータ機能があるため、無線LANルータの動作モードがAUTOの場合は、無線LANルータはひかり電話ルータのルータ機能を認識し、そちらを優先するため、自動的に無線LANルータのルータ機能が無効化されます。これにより、インターネットに接続できない、接続が不安定になる問題が発生します。
なお、この問題はひかり電話ルータにISPへの接続情報を設定する(ルータの機能をひかり電話ルータにまかせ、無線LANルータはアクセスポイントに特化する)方法でも解決しますが、今までの設定を生かしたい、新たな設定を行いたくない方は、上記の無線LANのモードを切り替える方法のほうが手間がなくて良いと思います。