tabimoba.net

とあるエンジニアの雑記帳

「クレバリー」の自己破産で「Flip-Flap」を思い出す

クレバリーが自己破産、負債は3億3,200万円
秋葉原を代表するPCパーツショップのクレバリーが自己破産とのこと。
今この記事を書いているキーボード(HHKPro)を購入したのは、クレバリーの2号店だったりします。あそこは色々なキーボードがあり、秋葉原に行った際には必ず立ち寄る場所の1つでした。
クレバリーといえば、最近キーボードで有名な2号店や旗艦店であった1号店を閉店してインターネット館に拠点を統合し、2012年3月よりクレバリー秋葉原店として営業を始めていましたが、2ヶ月で自己破産による営業停止となりました。
秋葉原のPCショップの店舗縮小は、その理由がポジティブ・ネガティブにかかわらずあまり良いニュースでは有りません。秋葉原に馴染みのある方であれば、店舗縮小した頃から「クレバリーやばくない?」と思っていた方は結構いたのではないでしょうか。
先例として、今から12年前(2000年)にも同様の流れで閉店したPCショップがあります。「Flip-Flap」というショップなのですが、Flip-Flapの場合も店舗の規模を縮小して、ネット通販専門店になるとアナウンスされた矢先の営業停止でした。そして、皮肉にもクレバリー秋葉原店の場所は、かつてFlip-Flapのあった場所だったりします。
秋葉原で店舗縮小をするショップは、大体似たような道を辿っているように見受けられます。クレバリーFlip-Flapだけでなく、色々な店舗が同じように営業停止や撤退といった道を辿っています。まあここまで大きく取り上げられないのは、クレバリーFlip-Flapのように自己破産する前にリタイアしているからでしょう。

現在では、ノートPCの高性能化・低価格化やスマートデバイス(スマートフォン、タブレット端末)の普及、クラウドの台頭により、自作PCを取り巻く環境はますます厳しくなっていると思います。状況は非常に厳しいですが、残っている店舗にはがんばってもらいたいところです。