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とあるエンジニアの雑記帳

アフリカのスラム発の音楽を世界に届ける AMP MUSICさん

Koch music compilation LIFE

Koch music compilation LIFE


2月に、PeaTIX Live! Vol.4 「音楽・アーティスト活動のこれから」というイベントに参加してきたのですが、その時に、AMP MUSICの梅本さんより、デモCDをいただきました。
AMP MUSICさんについては、AMP MUSICのWebサイトを観ていただければと思いますが、アフリカのインディーズ音楽を展開するレーベルで、アフリカ発(ケニアなど)のインディーズ音楽をiTunesなどで販売しています。
私がいただいたCDは、Koch Musicというケニアの首都 ナイロビの東の端にあるスラム発の音楽のようです。曲はレゲエっぽい感じで、曲やレーベル、アーティストのバックグラウンドを伏せて聴いてみれば、その曲自体にスラムというハンディキャップは感じられません。梅本さんより、「あなたの予想を裏切ります」と言われていましたが、私もう少しエスニックの強いものというかワールドミュージックぽいかなと思っていましたので、確かにそうでした。
ちなみに、ここから試聴できます
AMP MUSICさんのWebサイトには、以下のような文章が書かれており、非常に興味深い内容です。

スラムの若者たちは社会的弱者ではありますが、無能ではありません。しかし彼らがすでにもっているもの、できていることすらお金にならず、対価を得られていない。市場へのアクセスを開くことで、その状況を変えたいと思います。立場の弱い彼らが販売の手段をもち、ビジネスを行っていけるモデルをつくることで、インディーズのミュージシャンを応援します。

100曲売れる曲を、あたりまえに100曲売れるようにする。
スラムには、音楽と夢があります。私たちはそれを世界へ届けます。 

社会的弱者であるスラムの若者たちにミュージシャンとしての雇用機会を生み出したことはすばらしいことだと思います。また、新しい社会貢献の形でもあると感じました。彼らにとって音楽だけで生計を立てることは難しいかもしれませんが、1人でも彼らの音楽に興味を持ち、対価を支払うだけでも大きな成果であると言えるでしょう。