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とあるエンジニアの雑記帳

Java7サポート終了に間に合わなさそうな公共系サービス

久しぶりの投稿となります。
(本業が多忙でなかなか更新できませんでした・・)

2015年4月30日にJava SE7の公式サポートが終了とのことです。
公式サポートが終了する Java SE 7 の利用者に向けた注意喚起:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

 2015年4月30日にオラクルコーポレーションが提供している「Java SE 7(Java Platform, Standard Edition 7)」の公式サポートが終了します。公式サポートが終了すると、新たな脆弱性が発見されても、アップデートが提供されなくなります。 アップデートが提供されなくなると、脆弱性を悪用した攻撃によるウイルス感染などの危険性が高くなります。利用者には、速やかなバージョンアップの実施が求められます。

公共系の電子申請サービスや電子入札サービス等、Javaで動作するシステムの中には特定のバージョンに依存しているものや、指定されたバージョン以外のJava(JRE)をインストールするとシステムが動作しなくなる等の問題(制限)を抱えているものがあります。Java7のサポート終了に伴い、これらのサービスにおけるJava8対応がどれくらいで行われるのか(サポート終了までにJava8に対応するのか)が気になるところです。ちなみに、現時点(2015/3/15)で各サービスにおいてはJava8対応のアナウンスがありません。

例)

個人的には、このようなシステムをJavaで作成する必要があったのかと疑問に感じています。JavaであるのにかつてのActiveXで作られたようなWindowsIEの組み合わせでしか使えないシステムで、かつJavaのバージョンが制限されている、そして導入にもかなりの手間が掛かる。システムは利用者にとっては不便きわまりないものです。Windowsしか動作対象としないのであれば、JavaではなくWindowsネイティブアプリケーションとして作れば良かったのにと思います。そうすれば、JREのバージョンを気にしなくて済むので。というか、今からでもそうして欲しいですね。