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とあるエンジニアの雑記帳

PCメーカーへの要望 「バンドルソフト地獄」をどうにかしてほしい

日本で販売されているPCやスマートフォンなどのハードウェアの問題の1つとして、「バンドルソフト地獄」があります。

Windows3.1が発売されて以来、国内企業から発売されるハードウェアは、ユーザーが望む望まないにかかわらず、大量のバンドルソフト(メーカー独自のアプリ、サードパーティー製アプリや体験版)がインストールされた状態で出荷されています。それによってCPUやメモリ、ストレージが圧迫され、最悪なパフォーマンスでの利用を強いられる場合がしばしばあります。

バンドルソフトのメリットは、ソフトを購入しなくても色々な機能が最初から利用できることです。パソコンを購入したけど何をしてよいのかわからない初心者にとってはメリットになるかもしれませんが、それにしても過剰すぎてこれほど多くの必要か、パフォーマンスを悪化させてまでバンドルソフトを含める必要があるのかとしばしば感じます。

まあ企業向けやBTO製品の場合はバンドルソフト地獄ということはほとんどありませんが、コンシューマ向け製品は未だにバンドルソフト地獄で、Windows 3.1が発売されてから20年経った現在も変わっていない気がします。あーでも、20年前よりはちょっとましになったかな(サードパーティ製ソフトは少なくなったので)・・・とは思うけれど、やっぱり細々と余計なソフトが入っていて鬱陶しい状況は変わっていなかったり。

PCだけでなくスマートフォンにも同様のことが言え、日本国内でiPhoneが売れてAndroid端末が売れないのは、iPhoneが魅力的で操作性が良いこと以外に、バンドルソフト地獄で端末本来の快適さを失っていることが最たる理由ではないかと思います。

残念ながら国内メーカー製のスマホで快適に利用できるものを見たことがありません。ハードウェアスペックの向上により動作が改善されている製品はありますが、ハードウェアスペックが向上したからバンドルソフトを含めた状態でもそれなりに動くようになっただけに過ぎません。

バンドルソフトが含まれること=「悪」とは言いませんが、パフォーマンスを悪化させるくらいにバンドルソフトを含めている状況はそろそろどうにかしてほしいところです。