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とあるエンジニアの雑記帳

今さら自宅サーバを作ってみた


今更ですが、開発用に自宅サーバを構築してみました。
VPSを契約するのも良かったのですが、KVMによる仮想化環境を構築してみたいと思ったためです。また、本番向けの環境はVPSでも良いですが、開発用やテスト用の環境は自宅サーバの方が扱いやすいからという理由もあります。
ランニングコストを考えれば自宅サーバは非効率かもしれません。電気代や回線費用(プロバイダ料金)のほか、陳腐化したパーツのリプレース、故障したパーツの交換、UPSのバッテリーなど消耗品の交換など、何かとお金が掛かります。しかし、仮想化環境下で複数のインスタンスを走らせて使いたい場合は、VPSを複数契約するよりも自宅サーバを運用した方がコストが抑えられます。また、スペックやリソース配分も自由自在ですし、プライベートIP下での運用であれば外部からのアタックを心配する必要はほとんどありません。何より、自分でVPSサービスのホストと同等の環境を構築することで、VPSの仕組みの理解が深まります。
ちなみにパーツ構成は以下の通りですが、これだけで18,798円で済みました。HDDは有りものを使いましたが、別途同じ台数のHDDを用意しても+15,000円程度でしょう。16GBのメモリもだいぶ安くなり、仮想化環境を構築する上でも非常に好都合でした。CPUはCeleronですが、現行のCeleronはSandy Bridge対応でVT対応で省エネな上に高性能となかなか良い感じです。コストパフォーマンスは非常に高いです。
現在、このサーバにCentOS6.3とKVMをインストールして仮想化環境を運用しています。VPSサービスと比較するとスペックはだいぶ劣りますが、自分しか使っていないことや各インスタンスに対するvirtioドライバの導入効果もあり非常に快適です。

パーツ構成

マザーボード ECS H61H2-I2 (V1.0) 4,980円
CPU Celeron G540 BOX 3,480円
メモリ Winchip PC3-10600(1333) 8GBx2 WVD31333C9L-8GX2 5,770円
ケース JMAX-FXシリーズ JX-FX100B 4,568円

※HDDは余っていたWD製1TB HDD2台をRAID1で構成