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とあるエンジニアの雑記帳

VALUE DOMAINでダイナミックDNSを使用する際の注意点

VALUE DOMAINでは無料でダイナミックDNSを使用することができます。ダイナミックDNSを使用することで、固定IPの無い環境(一般的なISPのような動的IP環境)でもホスト名を与えて、自宅サーバやWebカメラをインターネット上に公開することができます。

ただ、VALUE DOMAINのダイナミックDNSは他社の同様のサービスと比べてやや特殊で、ダイナミックDNSを使用するドメインが、どのDNSサーバを使用しているか(DNSサーバとして割り当てられているか)確認する必要があります。

VALUE DOMAINでは、DNSサーバはVALUE DOMAIN提供のDNSサーバとeNOM提供のDNSサーバのいずれかを使用することができます。標準は、eNOM提供のDNSサーバが使用されます。これは、VALUE DOMAINにアクセスして、[メニュー]-[ネームサーバーの変更]より確認することができます。

eNOM提供のDNSサーバを使用している場合は、VALUE DOMAINのダイナミックDNSを使用することができない(使用してもDNSレコードが更新されない)ため、eNOMのダイナミックDNSを使用する必要があります。

eNOMのダイナミックDNSの更新用URLは以下の通りです。

eNomのDDNS - KemomimiWikiより引用

たとえば、hogefuga.example.comのレコードを更新する場合で、パスワードがpiyopiyoだった場合
http://dynamic.name-services.com/interface.asp?Command=SetDNSHost&HostName=hogefuga&Zone=example.com&DomainPassword=piyopiyo

なお、ドメインパスワード(DomainPassword)は、VALUE DOMAINにアクセスして、[メニュー]-[ドメインロックの変更]より確認することができます。

VALUE DOMAINのダイナミックDNS更新用URLにアクセスしてもエラーが出ない(正常に更新されたとされる)ためなかなか気づきにくい問題で、結構はまりやすい問題のように思われます。もし同じような問題が発生している方は一度確認してみてください。